かけられた言葉一つで気分が変わった日

今日は何かと忙しく、仕事場であるお店では皆バタバタと動いていました。

どうしてこんなに忙しいのかと思ったら、今日は三連休の一日目だったのですね。
気付いたのは家に帰ってからでした。

さてそんな忙しいさなか、
私は入荷した商品をレジの近くの棚に陳列しようとしていました。
ところが棚に新たな商品を置けるスペースがありません。

ちょっとイライラしながら元々あった商品を詰めて、
新しい商品を置く場所を作っていたとき、
視界の端に、レジに男の人が来るのが映りました。

作業を続けながら、他のレジに行ってくれないかなと思いましたが、
男の人は私のレジに来ました。
またイラっとしました。

ところがです。
「お嬢さん、よろしいですか」
お嬢さん?誰の事?え、私?
驚きで一瞬怒りが吹き飛びます。

思わず男の人を見ると、男の人は
(残念ながらおじさんでした。ただしダンディなおじさんでした)
私を見ています。

つまりお嬢さんは間違いなく、私の事です。
商品の場所を聞きに来たそのお客さんを、
心を込めて商品の場所まで案内しながら、
私今度男に生まれ変わった時は、
年齢関係なく女の人の事を「お嬢さん」と呼べるようになろうと思いました。

だって「お嬢さん」なんて、たったそれだけでこの忙しい中、
一日中笑顔で接客出来たのですから。